自己満足を抜けて

結局のところ、自分がやりたいことを貫くのが一番なのかもしれない。

 

会社にいると、とても安心というか楽だ。

 

なぜなら特に思考していなくても、お金は入ってくるから。

 

究極、サラリーマンでいる限りは

 

危機感というものを痛烈に味わうことはないのではないだろうか。

 

出世が絶たれるか、村八分にされるかどちらかぐらいだろう。

 

どちらにしても現状を変えなければ突破口はない。

 

僕の場合は、独立という目的が一番だった。目標か。

 

結局、会社に僕のいたい場所、目指したい場所なんてなかったんだ。

 

だから、どれだけ頭で考えてここにいよう、こうしようとしていても

 

心が全く乗り気にならなかったんだ。

 

今日は1日、とてもモチベーションを保てたと思う。

 

とりあえず、無心になってテレアポをして、自分の幸せを維持した。

 

そうすると自然と、人に対して元気に電話ができた。

 

しかし、一年半もこうして低レベルな業務を行なっていると

 

僕もこのままで本当にいきていけるのだろうか、と思う。

 

いや、これまで思わなかったこと自体にとても恐ろしさを感じた。

 

結局、人間はどれだけ自分がいいことをしよう、なんとかして成長しよう、

 

と思っていたとしても

 

自分が別に危機感も味わわなくて済む場所にいたら

 

それなりの成長しか起こらないのではないだろうかと思う。

 

そして会社から与えられた目標を忠実にこなし続けるかぎり

 

それに対して疑問を何も持たない限り

 

会社の必要な成長の分量をただ満たすだけの人生となるのだ。

 

なんというむなしさだろう

 

あなたは、無限の可能性を持って生まれてきたはずなのに

 

会社の数字という一筋の光に向かって走れ

 

そんな生き方に自分を閉じ込めてしまうのだ

 

今日の結果は、受注1本アポ1本

 

1日一本のアポを取れば目標達成だ

 

そのために見込みを追う必要がある

 

これがそもそも無駄な動きになっていないか、という気もする。

 

なんというか、今の自分の置かれている状況を

 

冷静に分析してみたほうがいいのかもしれない

 

いらない業務はないのか?

 

突き詰めると削れるタスクはないのか?

 

この数字は見ておいたほうがよい、という定点観測はどこか?

 

上司やメンバーが気にしているところは何か?

 

どんなことで怒り、どんなことで喜び、どんなことで悲しみ、どんなことで楽しむのか。

 

会社という歯車の中で生き残ろうとする人々の

 

心のオアシスは一体何なのか。

 

そして、会社という生き方の中で

 

人々はいったい、何を失うのか。

 

この会社の中で統一される会社の理念やミッション、価値観について

 

いったいどれほどの共感を持っているのだろう。

 

実際には、サラリーマンというのは会社が潰れかかったら

 

どのくらいの人が会社から逃げ出すのだろう。

 

そんなことを考え出すとキリがない

 

とても、とても恐ろしい

 

みんな、安心しているし幸せだから前を向いていられるんだ

 

これが孤独で貧しく、自分の先が真っ暗だとしたら?

 

自分の中で消化しきれなくなったら?

 

結局のところ、自分のやりたいことを貫いている人にしか

 

人生の素晴らしさや輝きなんていうものは見つからないのではないかと思う。

 

リスクをとって、自分のやりたいことをやる

 

そんな生き方を選べる人はきっと少ない

 

なぜなら会社というもの、社会というものは

 

人を捉えて喰らい、決して離そうとはしないのだから。

 

そもそも、人も決して離れようとしないのもあるだろう。

 

列からはみ出し、レールの外に投げ出されることがいかに怖いか。

 

こういう心理をたくみに見たしあう会社と人。

 

なんという構図。なんという、ギブアンドテイク。

 

どこまでいっても、相手が与えてくれるものをひたすら受け取る。

 

それがサラリーマンの生き方だ。自分の手で稼いでいるわけではない。

 

こんな時代が、いつまで続いてしまうのだろうか。

 

 

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